西遊記に登場する「蟠桃」
来店されるお客様から「ぶどう狩りはやっていますか。」というお声が聞かれましたので、
さっそく観光農園の様子を見に行ってきました。
デラウエアやハウス栽培の巨峰など、早生のりんごや梨など丹精こめて育てられた
新鮮なフルーツ達が並んでいます。桔梗ヶ原の土田園さんでは、天候が良かったた
め例年より甘くて美味しいとのことでした。試食して買うことができていいですよ。
土田園さんではぶどうやりんごの収穫が楽しめます。
また、桔梗ヶ原の油屋塩原農園さんでは、とても珍しい桃を見つけました。
西遊記に登場する桃で、高さが3センチほどで、真ん中に穴が開いている
ものもあります。こんな不思議な形です。
この桃には、こんな言い伝えがありました。
西遊記の中で、孫悟空が天界で担当していた職務が蟠桃園の管理だったそうです。
三千六百本の桃の内、前列の千二百本は三千年に一度実をつけ、それを食せば
仙人になり、真ん中の列の千二百本は六千年に一度実をつけ、
それを食せば不老不死になり、一番奥は九千年に一度実をつけ、それを食せば、未来永久に生き続け
られるとされていました。孫悟空はこの「蟠桃」を盗み食いし、不老不死の肉体を
手にいれたと言われています。
多くの果物は品種改良で大きく甘く美味しく美しくなってきましたが、この桃は
オリジナリティを保ち続けて、
この独特の姿で私達を驚かせてくれています。
こちらには珍しくおしゃれな品種の洋ナシやプラムなどが、ぶどう以外にも並んでいます。
果物の世界も、はてしない魅力があります。
関連記事