2012年08月30日

【お知らせ】塩尻ワイナリーフェスタ2012情報 Part 2



前回アップした、【お知らせ】塩尻ワイナリーフェスタ2012情報 Part 1ですが、アクセス数からも(予想通り)皆さんの興味が大変高いことがわかりました。http://sinanowine.naganoblog.jp/e1086045.html

「毎年参加してるし、わからないことがあれば、オレに聞いておくれよ!」
そんな、塩尻ワインを愛してやまないファンの方々も多いでしょう。
ただ、今年で第8回目を数えるこの人気イベントに、今年初めて参加したいと熱望されている方も、きっといる筈・・・。
そこで・・・【塩尻ワイナリーフェスタって、ナニ? それって、食べられるの?】的な初心者の方にもわかる講座、始めますよ!
第1回は、『グラス編』です。

塩尻ワイナリーフェスタに初めて参加したい方は、とにかくチケットを入手してください。
【チケットは9月1日発売開始です。10月27日(土)2250名分 2250枚、10月28日(日)2250名分 2250枚 二日間計 4500枚の限定前売り販売。長野県内プレイガイド他、全国のセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクスでも発売!おひとり様 参加費は2500円です】

          
「やった~、チケットGETしたよ! でも、雨降ったら中止でしょ? 払い戻ししてくれるの?」
いやいや、雨天決行ですよ、お客様! 公式には「天候、その他やむを得ない事情によりイベントを中断もしくは中止する場合がございます。その場合でも払い戻しはいたしませんのでご了承ください」とあります。確か、一昨年(2010年)は台風の影響で、初日は荒天でした。。。だが、しか~し! 塩尻ワインを愛する皆さまのパワーと熱意によって、雨雲を蹴散らした実績があるのです。紛失しないように、大事に保管しておいて下さいね。
          
「よ~し、雨降ってても行っちゃうぞ! (チケットを持って)信濃ワイナリーへ駆けつけるぜ!」
うるうる(涙)。。。個人的に、抱きしめてあげたい衝動に駆られますが・・・いきなり、各ワイナリーに行っちゃダメですよ、お客様!慌てん坊さんなんだから、もう! 開催時間は両日ともに10時~16時ですまずは、JR塩尻駅前広場ワインステーションで受付を済ませましょう。

          
「チケット代払っているし、今さら受付かよ? めんどくせ~なぁ。」
まぁまぁ。せっかく参加費をお支払されているのに、引き換えしなくてイイんですか? お客様! グラスですよ、ワイングラス! 長い前フリでしたが、ようやく本題へ入れそうです。 例年、一番乗りのお客様は何時に来られているのでしょうか?塩尻駅前に・・・。流石に徹夜組は見たことありませんが、朝7時くらいには間違いなく、駅前に来られている方がいらっしゃるでしょう。 ちなみに参加費チケット代の内訳は、漆ワイングラス・シャトルバス代・イベントガイド・消費税込となっております。
チケットを受付で渡すと、「桔梗ヶ原ワイン物語」ロゴ入りの白い肩掛けビニールバッグを手渡されるのですが、この中に上記写真の漆ワイングラスが、箱付きで入っているのです。

          
「なんとなく手順がわかってきたよ。有難う、信濃ワイナリーの何とかって人!」
いえいえ、どういたしまして。開始時刻の10時になったら、お目当てのワイナリー行きのシャトルバスが出発します。(一部、シャトルバスの運行しない、ウォーキングでのご来場となるワイナリーがあります) あれっ、でもいきなりバスに乗り込んじゃってイイんですか? お客様! まずは、JR塩尻駅前広場ワインステーションでのウエルカムワインでしょ! ここで飲みすぎると、あとがつかえますけどネ・・・。 さあ、そろそろ出発しましょう!


信濃ワイナリー売店にて通年販売しているグラス(両脇)と比べると、明らかに仕様が異なるのが見て取れます。そう、真ん中の漆グラスは、塩尻ワイナリーフェスタ別注の特製漆グラス。毎年、色彩が変更されるので、今や立派な
コレクターズアイテムと化しています。
この漆グラスの名は、「すいとうよ(ワイナリーフェスタ別注バージョン)」。
木曽平沢の丸嘉小坂漆器店 伝統工芸師 小坂康人先生の代表作とも言える作品群です。
http://www13.plala.or.jp/suitouyo/

2005年4月1日、楢川村(ならかわむら)が編入合併したことにより、 塩尻市は【ワイン文化】と【伝統の木曽漆器】が融合した、全国的にも稀有な素晴らしい地域へと進化を遂げました。このイベントにて塩尻ワインを大いに堪能していただく傍ら、お手持ちの漆グラスから、この地域を代表する伝統工芸【木曽漆器】の美を感じとって頂き、連綿と繋がる歴史背景や文化に対して、更なる理解を深めて頂ければ幸いです。

営業企画  橋詰



Posted by 信濃ワインat 13:37
Comments(0)お知らせ

2012年08月29日

新樽到着! ル・アーブル~塩尻




朝一番で、信濃ワイナリーに新樽が届きました!
フランス ボルドーの北 コニャックにある『ヴィカール社』のフレンチオークです。今期収穫のカベルネ・ソーヴィニオン&メルロが仕込まれる予定ですが、生育はともに順調! 今後、余程の天候不順でもない限り、10月中旬には上質の葡萄が収穫できることでしょう。


【SHINANO】の文字が見えますね。
公式社名は、ローマ字では【SINANO WINE】になりますが。。。まぁ、ご愛嬌。

「おぅ、ジャポンのシナノというシャトーに俺の造った樽が行くのか。」
樽屋ヴィカールの三代目が、こう言ったとか言わなかったとか・・・。

輸入取引業者に直接電話して聞いてみたところ、フランスのル・アーブル港を出港後、スエズ運河を経て、東京港へ入港するまでに約5週間かかっているとのこと。
「お前たち、よく来たなぁ」と、撫でてあげたのは言うまでもありません(苦笑)。


伝統的に『バリック』と呼ばれる、225リットルの小型の樽です。弊社2012 ANAファーストクラス採用「メルローバリック2006」が記憶に新しいところですね!
信濃ワイナリーでは、複数メーカーのバリックを使い分けています。弊社に限らず、各ワイナリー様の「こだわり」は樽メーカーのみならず、容量やロースト具合に至るまで異なることでしょう。そのあたりが、同じ地域であっても「個性」として活きるのですから、消費者視点で考えると、「信州ワインライフ」を手軽に楽しめる環境というのは、実に贅沢なことですよね。
選ぶ楽しみを謳歌出来る地域でボクらは生活してるんだな、と改めて想う次第です。

ふむふむ、焼き方(樽内ロースト)は、伝統的な手法を用いていると。。。
焼き加減は、ミディアム(Moyen 中程度)。。。
ネットで翻訳が出来るなんて、便利な世の中になったものです。


『このお兄さんたち、どこかで見たことあるなぁ』
そうでしょう、そうでしょう!
長野県内限定のローカルCM「信濃ワイン」や、「日本のワイナリーへ行こう」を代表するムックにもチョイちょい出演している信濃ワイナリー醸造部の三人衆です。【中央の萩下を筆頭に、百瀬(右端)、平澤(左端)】
http://www.youtube.com/watch?v=F_WrcNDrfjc&feature=player_embedded#t=2s

9月も中旬に入ると、いよいよぶどうの収穫が始まりますが、10月いっぱいまでは、三人ともに不眠不休で仕込みに取り掛かからなければならない「大仕事」が待ち受けています。皆さんに「美味しいワイン」をお届けできるよう、精一杯頑張りますので、応援の程、宜しくお願いいたします。

営業企画  橋詰



Posted by 信濃ワインat 09:19
Comments(0)ワイン

2012年08月27日

『サマーレスキュー〜天空の診療所〜』ロケ地の話 その2


8月7日にアップして以来、いや、ブログを開始以来、最も皆さまのご閲覧が多い記事がコチラです。
http://sinanowine.naganoblog.jp/e1073885.html
(ワイナリーの情報記事を押しのけ、ぶっちぎりのPVですからね。ちょっと、複雑・・・。でも、目に留めて頂けることを良しとしましょう) 前回の投稿時にはドラマは未見だったのですが、休日に録画しておいた本編を、先日ようやく観ることが出来ました。 
(これ、おもしれ~!)
身近な松本市内でのロケがあったんですね。そして、写真に収めたロケセット。あんな尾根に建ってる設定だとは。。。

ちょうど霧ヶ峰ビーナスに納品がありましたので、まさかまさかの『ロケ地の話』 その2を、霧ヶ峰ビーナス 牧野店長にさり気なく聞き出してみましょう。



私 「相変わらず、(店舗)賑わってますね。サマーレスキューの影響大じゃないですか。」

牧野店長 「そればかりでもないけどね。ブログ、どう? 反響大きいでしょ。」

私 「(サマーレスキューの記事の)閲覧数がハンパないですね。霧ヶ峰ビーナスの店舗紹介も、みなさん見てますよ。」
http://sinanowine.naganoblog.jp/e1073903.html

牧野店長 「今日は間違いなく、ロケ日だね。朝から、赤白のヘリコプターが飛び回っていたから・・・。帰りに、見てったら?」


        


「それじゃ、遠慮なく・・・」って、帰り道からフツーに見えちゃうんですよね。ドラマに興味が有る無しに関わらず・・・。
ただ、ドラマ見てる人には、たまらないですよね。今回は、前回と違う場所から撮影してみました。
牧野店長の情報どおり、ズームにすると何やら人影が多し。スタッフ以外にも、一番左写りの人物・・・ほらっ、黒っぽい上着にベージュっぽいパンツの人、歩いてるじゃない。
『あれっ?  向井くんじゃね?』 (妄想、想像、幻想とも言います)




更に場所を変更しての撮影です。周りでも、車を停めて撮影している方がチラホラいます・・・が、ピントを山小屋(ロケセット)に合わせているのは、私だけのようです(苦笑)。



道中、だいぶススキが目立つようになってきました。霧ヶ峰は、ひと足お先に秋の準備に入った様子。
下界はまだまだ真夏の様相ですので、そのギャップには驚かされます。避暑にレジャーに、そして『サマーレスキュー〜天空の診療所〜』でますます盛り上がる霧ヶ峰、白樺湖方面。ホント、気持ちのイイ風が頬を撫で上げます。
週末にでも、どうぞお出かけ下さい!

営業企画  橋詰


Posted by 信濃ワインat 22:30
Comments(0)雑記帳

2012年08月26日

秋の気配 ~白樺湖プラザ21~


チョコレートコスモスが咲いています。ここは、白樺湖。
土曜日、日曜日と白樺湖プラザ21にて試飲会を行なったのですが、夏休み最後の休日を過ごすファミリー層が詰め掛け、大賑わいでした。まぁ、みなさん、夏のリゾート地に遊びに来ているわけですから、カッコは自ずと小奇麗な、
「夏仕様」。
二人乗り自転車のカップルが、楽しそうに会話をしながらペダルを漕ぐ光景も「夏仕様」
県外から、陸上部の合宿で来ている高校生たち。流れる汗もそのままに・・・走る姿は「夏仕様」。


でも休憩中に、このシックな色合いのチョコレートコスモスを眺めていたら・・・あの名曲が頭に流れてきました。

オフコース 『秋の気配』

ぼくのせいいっぱいのやさしさを
あなたは受けとめる筈もない

こんなことは今までなかった
ぼくがあなたから離れてゆく

こんなことは今までなかった
ぼくがあなたから離れてゆく


私の世代では、中学の時に誰もが必ず通った(お世話になった)アーティストですが、当時はそれこそ「中二病」まっしぐらでしたから、勝手な妄想でしかこの曲の歌詞を理解出来ませんでした。(まっ、当然ですよね)
私的な感想で文面を覆い尽くしそう(苦笑)ですので、このあたりで切り上げますが、プラザ21の目の前には『ゆるゆるの丘』
なる大自然園が広がります。
http://www.family-land.net/shirakaba/yuruyuru.html
そこから眺める白樺湖は、また格別の眺望なのですが・・・おっ、同世代の方ですか?カンの良い方は、「秋の気配」の冒頭の歌詞が、頭をかすめたこととお察しします。


『ぶどう畑直送 コンコード 550ml』 完売御礼です。有難うございました! 実は、お昼の時点で既に在庫 残り1本。慌ててブログ用に撮影したのですが、完全に読みを間違えました。冒頭にも記したように、ファミリー層のご購入はもちろん多いのですが、(お孫さんの)バックに控える「お爺ちゃん、お婆ちゃん」の存在の大きさはスゴかったです。
(一緒に来たお孫さんに買ってあげるパターン、遠方のお孫さんの為に、購入して発送するパターンなど)

氷を入れて飲みたくなる衝動に駆られますが、そこはグッと我慢。冷たくひやしてお召し上がり下さい。

営業企画  橋詰




Posted by 信濃ワインat 22:35
Comments(0)イベント報告

2012年08月24日

【お知らせ】塩尻ワイナリーフェスタ2012情報 Part 1


塩尻ワイナリーフェスタファンの皆様、お待たせいたしました!
今年の開催要項が、パンフレットになって信濃ワイナリーに届きましたよ。


思えば、昨年より当日券が無くなり、すべて前売り券のみになりましたね。
「行きたかったのに~face07」との声を多数いただきましたが・・・参加を見送られた方、スミマセンでした。一昨年のワイナリーフェスタ2010くらいから、あまりに大勢の方々のご来場で、信濃ワイナリーでもご満足頂ける対応が出来なくなっておりました。おそらく、近隣のワイナリー様も同様の悩みを抱えていたと察します。


今年も、プラチナチケットとなること、必至です!

君が見た事のない何かがあるなら 僕と探し出そう


叶えたい思いまでもすべて


まだ見ぬ世界へのプラチナチケットは このポケットの中


きらきらと陽のあたるあの場所へ・・・


FM長野「346 GROOVE FRIDAY」のメインパーソナリティでもお馴染みの、三四六さんの曲「プラチナチケット」です。
初めて参加してみようとお考えの方! 当日、プラチナチケットを片手に、JR塩尻駅前へGOです!
「見た事のない何か」に出会えます・・・。

おっと、その前に・・・

チケットは9月1日発売開始!です。詳しくは、コチラより。
http://www.city.shiojiri.nagano.jp/event/kanko/winefes.html

営業企画  橋詰


Posted by 信濃ワインat 22:21
Comments(0)お知らせ

2012年08月23日

あなたの知らない信濃ワイン Part 1


子供の頃、夏休みにテレビで放送していた怖い番組、覚えていますか?  「あなたの知らない世界」。ウィキには、【一般視聴者らが体験した恐怖・心霊体験を再現ドラマや取材などを交えて検証し、それを霊能力に強い関係者や新倉イワオ(放送作家)らが分析・解説したものだった。】とあります。
本編のタイトル的に、(怖がらせるような)誤解があるといけませんので、補足の説明を入れておきましょう!
【怖いお話しじゃありません。チビッ子も安心して見ていいよ!】

ワイナリー1階の出荷場より、中2階へと繋がる踊り場からの風景です。一般の皆様が立ち入る場所では無い為、ほぼ従業員のみしか「臨めない」場所なのですが、私、ここからの眺めがお気に入りなんです。眼下にレトロな佇まいを見せるワイン製造所、洗馬地域より木曽方面を見通す遠景、微かに自社のメルロ畑が臨めます。

「ふ~ん、そんな景色が信濃ワインから見えるんだ~、へ~。」

並みのブログでしたら、こんな風景撮れました的な画像があればOKなのでしょうが、上記のような皆さまのご感想だけでは飽き足らないので(笑)、今回は建物&歴史の話しを大真面目にてご提供いたします。

【現社屋のゴシック建築様式美は、この古い建物からインスパイア(ヒントを得た)されたのかな?】
屋根窓も、本来の採光や通気の目的ならば屋根面に突出していたほうが効果的なのでしょうが、棟(むね)から煙突のように飛び出してるし・・・・。眺めていると、この建物・・・色々と不思議なトコロが出てくるのです。そもそも、洋風なのか和風なのか? まぁ、あいだを取って「和洋折衷建築」なのでしょうけど。
ちょっと調べてみると、「和洋折衷建築」、色々とあるんですね。私たちが一番身近なのが、日本最古の小学校で知られる、お隣 松本市の旧開智学校(国重要文化財)。 やはりお隣の岡谷市にも、明治9年に天竜製糸所として創業した一山カ林製糸所の初代林国蔵の旧住宅、旧林家住宅(国重要文化財)があります。

『(両方とも)重文じゃんicon10
【古い建物だけど、あまり歴史的な価値は無いのかな?】 そうだ、会長に聞いてみよう!


「お早うございます、会長!」
出社した、御年86歳の塩原 博太会長を無理やり捉まえて、色々と話しを伺ってみました。



【判明したこと】


現ワイン製造所の建物は・・・


岡谷市 旧今井小学校の体育館!
会長は、「体操場じゃ」と強調していましたが(苦笑)・・・。

塩尻峠を超えて、岡谷市に入ってすぐの今井地区に旧今井小学校はありました。(昭和42年に今井・中央の2小学校が合併→廃校。現在は、神明小学校) 昭和26年頃、当時「塩原食品研究所」(現 信濃ワイン)の初代社長 塩原武雄が、今井小学校の体育館解体の話を聞きおよび、「(塩尻峠を越えて、移築してでも)残しましょう!」とのことで、今に至ります。 会社のある太田地区200戸の皆さんの多大なご協力もあり、解体された旧体育館は組み立てられ、果汁製造所としての新たな役割を与えられたのでした。

鬼瓦部に当る部分、「日本~」って彫られていますよね。
戦前の古い建築物ですし、時代背景的に太平洋戦争中の国威高揚が関連しているのかな?とも考えたのですが・・・。


【判明したこと】


会社名でした。(日本果汁工業株式会社)


「日本~」の「~」部分は、果汁だったんですね。雨風の浸食もあり、判別が出来ませんでした。
実は、塩原食品研究所時代と、現在の信濃ワイン株式会社の変遷の流れの中に、埋もれてしまった一時(ひととき)があったのです。
昭和30年。本物志向のジュースやピューレなどの加工品は、将来的に地域全体が潤う産業になり得るとの期待を抱き、
初代 塩原武雄は「日本果汁工業株式会社」を立ち上げました。販売は、東京の別の会社が受け持ったため、今でいう合弁事業の体を成していました。
結局、短い期間で解散してしまった「幻の会社」ですが、人任せにせず、生産から販売までを一貫して自分たちで担うメーカーとしての責務は、その後の「塩原物産(のちの信濃ワイン)」に教訓として引き継がれていくのです。

モノクロ写真の左端に佇むのが、初代 塩原武雄。荷台にいるのが、話しを伺った現会長 塩原 博太。荷台に、果汁の文字が入った「木箱」がありますよね。
線が横に二本入っています。
線が横にニホン入っています。
ニホンを「日本」と読ませて、プラス、果汁・・・。
「日本果汁工業株式会社」のトレードマークです。

ニッカウヰスキー株式会社(現代仮名遣い:ニッカウイスキー)の前身である「大日本果汁株式会社」が北海道余市郡余市町に設立され、同社の略称「日果(にっか)」の片仮名書きが現在のブランド名になっているのは有名な話ですが、昭和のネーミングセンスというのは、どこか通じるモノがあるのですね。

実は今年の6月、このモノクロ写真に写る「トラック」に纏わる、大変面白いストーリーが現代に紡がれていることが判ってきました。
詳細は、またの機会に・・・。

営業企画  橋詰



Posted by 信濃ワインat 13:15
Comments(2)桔梗ヶ原 塩尻 信州

2012年08月21日

【ワイン】スーパーデラックス 竜眼


信濃ワイナリーを代表するワイン銘柄 「スーパーデラックス 竜眼」のご紹介です。
長野県内では、比較的ポピュラーなワインではないでしょうか? 事実、年間出荷本数ランキング(信濃ワイナリー)においては、毎年、五本の指には入る「看板銘柄」であり、ベストセラーワインの代名詞となっているワインです。取引先の酒販店様や問屋様からは・・・
『スーデラの白』 の愛称で呼ばれています。(ひょっとして、流行ったりして。スーダラじゃなくて、スーデラですからね)
ぶどう品種は、竜眼種。全量、自社畑並びに契約農家畑にて収穫したぶどうを使用しています。カスピ海生まれ→長野育ちの東洋系ヴィニフェラ種として、山梨を代表するぶどう品種「甲州」の遠縁に当たるとの諸説もあるようですが、私がお客様へご説明する際は・・・
『(薄紫色した果皮の)別名 善光寺ぶどうです。他県ではあまり見られない固有種なんです。』難しい話しよりも、こちらの方が興味を持って頂けるようです。


【ヒストリー】
平成三年(1991年)六月。イギリスのバッキンガムで開かれたIOC総会にて、七年後の1998年に開かれる第18回冬季オリンピックの開催地が「NAGANO」に決定しました。弊社会長 塩原博太が、当時の事をこう記しています。

「世界中の人々が長野県にやってきて、県内産のワインを飲むだろう。」

そう考えただけで胸が高まりましたが、責任は重大だとも感じました。ワインの本場の国からもたくさんのゲストを迎えるのです。もしも私たちのワインがダメだしを食らうようだと、ワイン業界だけでなく、日本が世界に恥を晒すことになってしまう。そんなことになっては大変だと思いました。

「国際的な評価を受ける必要がある」と考えた私は、ヨーロッパの国際ワインコンクールに挑戦しようと思い立ちました。

その結果・・・平成六年(1994年)にイギリスで開催されたインターナショナル ワイン&スピリッツコンクールにて「スーパーデラックス 竜眼1991」が、銅賞を受賞。信州の田舎の小ワイナリーにとっては、思いがけない快挙だったのです。

「スーパーデラックス」が初リリースされたのは、1988年。当時の人気基幹ワイン 「デラックス」を超える新たなワイン造りに没頭していた現 塩原社長も、自身がデザイン・監修をしたワインが数年後、思わぬ賞を頂くことになるとは夢にも思わなかった、と言っています。


【秋日和 ほろ酔のワイン 含めて蘇り 少年の夢生々と】
ボトルにプリントされた句は、塩原社長が自ら考えた句です。野球少年だった塩原社長の、ちょっとセンチなセンスが盛り込まれたのですね(苦笑)。テイスティングは後ほどとして、未だにこのワインの「個性」は光り輝いています。
昨年商談させて頂いた、某百貨店バイヤー 曰はく、

「いい意味で、目立つんですよね。 そして、わかりやすい。」

蓼科バラクラにてお会いした外国人の方には、

「自分の国のワインを、日本じゃ飲まないよ。日本のワインが飲みたい。これは、デザインも味もいいよ!」(通訳あり)

新進気鋭のワイナリー様の洗練されたエチケットも素敵ですが、不変の『おらがワイン』にも、たまらなく愛しさを覚えませんか?


【 テイスティング ノート 】

色・・・無色透明に近い、淡い黄色

香り・・・穏やかながらも、ライムやライチのような香りあり

アタック・・・優しい飲み口から始まり、シャープな酸味が口に広がる。
       過度な酸ではなく、あくまでも穏やか

フィニッシュ・・・淡麗ながらも、僅かに感じる甘み、そして微小な苦み。
         余韻もあり。

感想・・・日本酒を嗜むお客様からは、「こんな日本酒的なワインもあるんだね」との声をよく戴きます。
     ヘビーな飲み口では無いので、全般的に繊細な和食との相性良し。

小エビのかきあげ、コシアブラの天ぷら、そば粉のガレット、あゆの塩焼き、あじのピカタ(青じそ風味)、あさりのワイン蒸し、ワカメときゅうりの酢の物 などなど、好相性です。お試しください!

営業企画  橋詰



Posted by 信濃ワインat 08:33
Comments(0)ワイン

2012年08月18日

笑顔、いただきました!5 ~安曇野アートヒルズ試飲会編~


夕方5時半を廻り、営業終了の片づけを始める時刻と相成りました。レジの精算をしようかなっ、て時に、複数の声が遠巻きに聞こえてきたではありませんか。

「信濃ワイン、試飲会だって」
          「試飲できるってさ」
                「もう、お終いじゃない?」
                           「どうしよっか?」
『もう時間なんで、ゴメンナサイ」と、お断りするのも無粋ですので、『(運転されない方は) 一杯、飲んできますか?』と、お客様に声を掛けました・・・・アートヒルズ試飲会 第二幕の始まりです。近隣にお泊りとのことでしたので、晩酌用のワインを皆さんと一緒に選びましたが、お土産にも!とのことで、ずいぶん、ご購入していただきました。

「よし、ツマミを買いにいくぞー! 遅くにすいません、有難う!」

東京からお越しの仲良し四人衆のみなさん、楽しいひと時をこちらこそ有難うございました!
安曇野で、素敵な思い出は作れましたか? ブログアップが遅くなりまして、スミマセンicon10


「おぅ、俺のこと、覚えとるか?」

【そ、そんな、こんな時にお礼参り・・・報復行為ですか・・・一体、私が何をした・・・?】
富山からお越しの、笑顔が素敵なご夫妻昨年のお盆にも安曇野アートヒルズを訪れ、私からワインをお買い上げ頂きました。

「兄さん、今年もいるかなと思って、寄らしてもらった」
くーっ、嬉しいですね。今年も、たくさんのワインをお買い上げいただきまして、有難うございました!


試飲会では、素敵な再会という出来事が往々にしてあるのですね、えぇ、あるのですよ。
写真右のカッコイイお兄さんに、プレミアムジュースなどをたくさんお買い上げ頂きました。割れないように、梱包している最中、またしても、何処からともなく声がしてきました。

「この兄さん、知ってるよ。」

知ってるって、何?  最近、ブログ見てますって、声を掛けられる機会が増えてきていますが、ブロガーさんでしょうか?
振り返ると・・・・。

【(松本駅前居酒屋)萬来(ばんらい)の大将!!】左端

京都の友人を連れて、飲みに行ったのが、かれこれ6~7年前。それ以来の再会でしょうか。写真右端のお兄さんは、弟さんだったんですね。今日は完全プライベートとのことで、県外にいる弟さんらと、安曇野巡りといったところでしょうか。

大将 「あの頃は、元気な時代だったよね。」

私 「そうですね。さんざん世話になりました・・・」

もう、20年も昔の話です。当時、某アパレルに勤めていた私は、会社帰りには夕飯と飲みを兼ねて、先輩たちと「萬来」に行くのが常でした。今でこそ、「山賊焼き」はポピュラーになった感がありますが、当時から「萬来」の山賊焼きは、ボクらにとっての「キング オブ マツモトソウルフード」。 毎晩の如く、通いつめては飲んだくれて、泥酔しては迷惑を掛ける繰り返し。
ボクら当時の若輩者の世迷い話しに戯言、仕事の話に恋の話・・・。大将ら従業員の皆様は、いつも優しく受け流してくれました。 「萬来」での再会を誓って、固い握手。icon23
ぜひ、紹介させてください! 

(信州松本)郷土料理 萬来 .
山男や山女が集まる民芸風の気さくな居酒屋。料理は馬刺し季節料理といったお酒によく合う料理が中心。ボリュームのある唐揚げ「山賊焼き」も人気。地酒の種類も豊富。
(信州松本)萬来 のメニュー
馬刺し盛り合わせ=1785円 山賊焼き=735円 ゲテモノお試しセット=840円 岩魚塩焼き=578円

住所 〒399-0000 長野県松本市中央1-4-4       アクセス JR篠ノ井線松本駅から徒歩3分
TEL 0263-33-3155                      営業時間 15:00~23:30(閉店24:00)
 定休日  無休



連日、お買い上げいただきました素敵なカップルが、若い「イガ栗」を持参。

私 「く、栗!?  どうされました?」

カップル 「道の脇に落ちていたのを、拾ったんですよ。 (もったいないし)部屋に飾ろうと思って・・・」

いいですね。ディスプレイで秋の雰囲気をかもし出せますもの。田舎に暮らしていると、何気ない素材を見落としがちになっているのかも知れませんね、身近すぎて・・・。 連日、有難うございました。


頭上で鳴いているセミを接写したのですが、逃げません・・・。あれっ、セミってこんなに無防備だっけ。
成虫のセミは、ご存じのように短命。この今年のギラギラした夏を、懸命に生きている様にちょっとセンチな気分に・・・。

「蝉オチ」になってしまいましたが、期間中、大変大勢のお客様とワインを通じて接することが出来ました。
今後も、信州のワインを嗜んでいただければ幸いです。 有難うございました!

営業企画  橋詰


Posted by 信濃ワインat 15:19
Comments(0)Happy-Smile

2012年08月15日

安曇野アートヒルズ 真夏の試飲会④



安曇野アートヒルズ 「ガーデンハウス」脇のラベンダーが色づいてきました。大きなクマンバチが飛び回り、蜜集めに夢中です。さて、前項にてご紹介しました『裏(うら)アートヒルズ」。
庭園の水辺の周囲には、(興味深い)〇〇〇が植えられており、今年も順調に生育中です。





巨峰だと思われます。
「安曇野アートヒルズワイナリー」誕生か!?・・・・と、いうことでは無く、庭園内の「園芸としてのぶどう栽培」が出発なのでしょう。樹勢は強く、担当の中野様に話しを伺うと、無農薬とのこと。確かに虫食いが酷く、剪定もされてないので、「野趣あふれる」という表現が一番当てはまります。熟した実は、収穫しているのでしょうか? 中野様曰はく、「お客さんがつまんで食べてるよ。」 
なかなか、この牧歌的「ぶどうのある風景」もいいものです。


試飲会も、残すところあと一日となりました。完売ワインのご報告をしておきますね。
今回、初日より好調な売れ行きだった、 「銀ラベル 樽熟メルロ」が完売です。お買い上げ、有難うございました! レアなワインですが、「味見をして購入を判断する」、まさしく試飲会のような場でご案内できたことは、大変よかったことと思います。

営業企画  橋詰


Posted by 信濃ワインat 22:07
Comments(0)イベント報告

2012年08月14日

安曇野アートヒルズ 真夏の試飲会③



(あれっ、今日は晴れの予報じゃなかったのに・・・)
朝方の雨が嘘のよう・・・グングンと気温も上昇し、ご覧のような夏空に。いや~、それにしてもこの日の安曇野は暑かったです。そこで、涼を求めてウロウロと。。。
うろうろと言っても、試飲会中ですから遠出をするわけにはいきません。涼を求めて、裏庭へGO!?
今回は、素敵な「裏(うら)アートヒルズ ご案内」です。


安曇野アートヒルズへ、過去に訪問された方はご存知かと思います。【美術館】【ショップ】【ガラス工房】【ワークショップ】【レストラン】、屋外施設【ガーデンハウス】・・・そして、庭園。         えっ、庭園?      あったっけなぁ?

まだ未訪の方は、忘れずに訪れてくださいね! 
「ガーデンハウス」のすぐ裏手には、「水場」が設置されています。この日も、子供たちが遊んでいました・・・裸で(苦笑)。


どうです? 立派な庭園でしょう。 綺麗な小川の水に手を入れるだけで、簡単に涼を得られます。


ガゼボ(休憩用や装飾用に庭に置かれる構造物の一つ)やベンチも置かれ、全体の雰囲気作りに一役買っています。



【これは・・・やられた(流石!)】ガラスのチューリップの乱舞です。何気に、「ガラスに対するこだわり」をこのチューリップから見受けることが出来、ふと、「粋」を感じさせてくれました。


本日は、「ヴァン ドゥ ルージュ」デーでした。 酸化防止剤無添加のニーズが多く見受けられたのと、「赤ワインを冷やしていただく」飲み方を実践したことで、相当数をお買い上げいただきました。 有難うございました!
冷やすとエグみが出やすい赤ワインですが、こちらの「ヴァン ドゥ ルージュ」。。。冷やしてください。
コンコード種のフルーティーなフレーバーはそのままに、やや甘口の仕上がりの為、エグみも無く飲みやすいワインです。機会があれば、ぜひお試しください。

営業企画  橋詰


Posted by 信濃ワインat 23:31
Comments(0)イベント報告