2013年10月17日

カベルネ・ソーヴィニオン&竜眼 仕込み開始♪


2013年度のぶどうの収穫も大詰めを迎え、「大トリ」として「カベルネ・ソーヴィニオン種」の集荷が終えました。台風26号の接近が気になるところでしたが。。。山に囲まれているせいでしょう。幸いにも、ここの所、台風には御縁がなく、何よりと言ったところでしょうか。



弊社においては、「メルロー種」のワイン製造の比率が高く、10月初旬には「メルロー」の収穫/集荷はほぼ終えるのですが、「カベルネ・ソーヴィニオン」は少々気難しいのですかね。。。例年、木枯らしが舞う季節(10月中旬~)まで完熟してくれません。今年から増産を進めるべく、「カベルネ畑」を新設しましたが、カベルネ・ソーヴィニオンにとって塩尻の地は、些か「冷涼」な気候なのでしょう。

実をつまんで、一粒食べてみました。ワイン用ぶどうを口にする機会は、中々無いと思いますが・・・皮も種もまるごと食べて噛みしめることを御推奨いたします。渋みはもちろんのことですが、高糖度の葡萄の甘みも十分に堪能でき、これから醸されるワインの予兆を感じさせてくれることでしょう。


何のぶどうか分かりますか?
「竜眼」です。
別名「善光寺ぶどう」とも言いますね。信濃ワイナリーでは、古くからこのぶどうに着目し、郷土のワインを造り続けてきました。
詳しくは、「信濃ワイン スーパーデラックス 竜眼」ご紹介の項で、ご説明がありますので、ご覧くださいませ。
http://sinanowine.naganoblog.jp/e1083424.html



この竜眼種、見て頂くと分かりますが、房が大きいです。稀に「道の駅」などでも生食用として販売もされますが、一般的に出回るぶどうではないですね。食べてみると、酸味と甘みがバランスよく同居する、「淡麗な白ワイン」を予兆させる美味しいぶどうです。



収穫、そして破砕が終わり、「果汁」から「ワイン」へとゆっくり醸される期間へと、これから進んでいきます。
醸造担当者は、夜間も立ち会い、発酵が進む過程をまるで「会話」をするかのように寄り添って、見守り続けるのです。

営業企画  橋詰


Posted by 信濃ワインat 18:10
Comments(0)お知らせ